先人の技、魂を伝えたい•••。

平素は宮川フーズならびに三代目むら上をご愛顧いただきありがとうございます。
村上登美雄氏、奥様かよ子様のたゆまぬ努力と秘伝の味を三代目むら上として受け継がせていただき、秘伝の味を守り続けております。
お客様とのご縁に感謝し、心をつくし、これからも味の真髄を求め続けてまいります。

うなぎは貴重な天然素材です。卵から産まれて幼生になり、黒潮に乗って日本の沿岸に辿りついた、天然のシラスウナギを徒手採捕し養鰻します。

全国の主要産地より選びぬいた活鰻を熟練の職人が確認して、選別しております。

中骨、向こう骨、尾びれ、背びれをきれいに取り除きます。

蒲焼の照りの良し悪しは裂きにあります。

うなぎを上手に焼く為に、皮と身の間を縫うように丁寧に手早く打ちます。

火の強さを見極めながらこまめに手でかえし位置を変え、まんべんなくうなぎ全体に火が通るように焼きあげます。

江戸焼ならではの独自の工程で、うなぎが均等なやわらかさになるように、一枚一枚指で身を確かめながら、蒸しあげていきます。

昔ながらの独自のタレに三度つけ手で一枚一枚丁寧に返し、焼きあげます。

一度目の「タレ付け」で色を決め、二度目で味と色みに深みを持たせ、三度目で照りを出します。


監修
山口 滋